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たにぃ 給湯器よもやま話9 2014年6月18日

ECOジョーズほっしーくんが書き始めるまで場つなぎで始めた「給湯器よもやま話」。ほっしーくんに引き継ぐつもりが、ブログを書きたくないのか困ったことにほっしーくんが逃げ回っている状態。マダムに任せっぱなしもアレなので、仕方なくしばらくは続けることになりそうです。

さて今回は「エコジョーズ」について。
正式には「潜熱回収型ガス給湯器」と言いますが、かえって何が何だかわかりません。

氷はずっと0度

氷はずっと0度

「潜熱」をちゃんと説明しようとすると物理の話になってややこしいので、ざくっと言うと「水が氷や水蒸気になるときに奪われる熱」のこと。氷は熱し続けても融け切るまで0度のままですし、水を熱し続けても100度以上のお湯にならず水蒸気になってしまうように、水には潜熱があるので単純に計算通りにはなりません。

もっと乱暴な言い方をすると水温はそうそうカンタンに上げたり下げたりできないということ。エネルギーは熱に変わると、リサイクルが難しくなるのです。

給湯器はガスなどを燃やしてお湯を沸かします。ですが燃料を燃やしたときに出た熱の8割使うのが精いっぱいで、あとの2割は200度の水蒸気にして捨てていました。つまりガスの2割は無駄遣い。プロ野球のバッターだって3割打てればOKなんだから、2割ぐらい無駄でもいいじゃん、と思うかもしれませんが、光熱費が2割も値上げされたら家計が大変です。

ちょっとややこしい

ちょっとややこしい

そこでもっと効率よく熱を使えないかと考えて作られたのが、この排熱を回収する仕組み。200度の水蒸気が出ているところに管(二次熱交換器)を通して、水道管から引いた水が先にここを通るようにしたのです。

火を着けた直後だと変わりませんが、排気熱が出てくれば二次熱交換器で水を少し暖められるようになります。すると次の一次熱交換器を通るとき、お湯を沸かすガスの量がその分少なく済むようになるのです。

この仕組みで先に書いた従来型が80%に対し、エコジョーズはなんと95%の熱効率に。使うガスや排出されるCO2の量も約12%ダウンさせることができたのです。光熱費が1割以上安くなるってスゴくないですか?

ですがエコジョーズ、実はいいことづくめではなく、欠点もありました。
それはドレン水の問題。

従来型は排熱を200度に上げることで、ガスを燃やした時に出た水を水蒸気にして排気ガスと一緒に遠くに飛ばしていました。しかしエコジョーズは排熱が50度に下がるため、水蒸気にならず水が出ます。これがドレン水なんですが、ガスなどの石油製品に混じっている不純物も含まれているため酸性になっているんです。

酸性水は少ない量なら自然に中和されるのですが、エコジョーズだと結構ポタポタ出ます。これを流し続けるとコンクリートに染みを作ったり、地面に穴を開けてしまいます。そのためそのまま側溝や地面に流すことができず、エコジョーズをつける時にドレン水用の下水工事もしなくてはなりませんでした。本体もちょっと高いのに工事代も割高じゃ、なかなか庶民には手が出せません。

炭酸カルシウムで中和

炭酸カルシウムで中和

ですが、ご心配なく。今販売されているエコジョーズのほとんどは「中和器」がついていますので、ドレン水を中性にできるようになりました。今や欠点はちょっと高いだけ。この欠点も、使用時間にもよりますが数年で元が取れますから、もう欠点はないと言ってもいいかもしれません。

エコ上手なエコジョーズ。給湯器を買い替えるなら、こちらが断然お得ですよ。


たにぃ | 13:01

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