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たにぃ 給湯器よもやま話19 2015年2月13日

前回予告してしまったので、今回は不完全燃焼防止装置について。

漢字が9文字も並ぶと漢語のように難しく見えますが、平たく言うとガスや石油などが変な燃え方をしたら火を止める仕組みのことです。

立ち消え安全装置では不完全燃焼防止装置の説明の前に、まず立ち消え安全装置について。

立ち消え安全装置は古いタイプの家庭用ガスコンロや湯沸器に使われているもので、水がかかったり風が吹いたりして火が消えてしまったときに、ガスが出っ放しにならないようにするためのものです。

ガスコンロを見て頂くと、火の口(バーナー)のところに1つ、または2つの突起があると思います。2つある場合、1つは火花が飛びますので点火装置だとわかります。何もしない方が炎検知器という、立ち消え安全装置の部品になります。

熱電対この炎検知器は熱に強い合金でできた電極になっています(熱電対)。合金は二層になっていて、熱が加わるとそのエネルギーで合金の間に電流が生まれます(熱起電力)。

コンロのツマミを押しながらひねると、押している間だけ強制的に中の弁が開いてガスが出ます。点火すると炎検知器があぶられて電流が流れます。すると電磁石が働き、中の弁(電磁弁)が開いたままになります。

しかし鍋の吹きこぼれなどで火が消えると電気が流れなくなるため、スプリングの力で弁が戻り、ガスの元栓やツマミが開いたままでもガスが止まります。業務用でもない限り、このようにガス機器は火が消えたらガスも止まるようになっています。

鋳物コンロ(業務用)熱電対式は仕組みが単純で、部品も少なくて済むのですが、電流がとても弱くデリケート。各部が汚れたり錆びたりすると電流が足りずに弁がすぐ閉じてしまい、火が着きにくくなったりします。そのため業務用でハードに使うコンロは誤作動を起こしてしまうので、こうした安全装置がついていません。

給湯器やファンヒーターなども使うガスの量が多いため、立ち消え安全装置では誤作動を起こしやすく役不足です。そのため電気も併用するタイプの機器では、フレームロッド式の不完全燃焼防止装置が主流になっているのですが・・・ここまで書いて次回に続きます。


たにぃ | 18:02

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