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たにぃ 給湯器よもやま話17 2014年12月2日

におい前回までガスの性質の方に脱線気味でした給湯器よもやま話。今回は「におい」について。

「ガスのにおい」と聞いてどんな臭いを想像しますか? 「玉ねぎの腐った臭い」などと表現されることが多いですが、実はこれ、ガスにわざとつけられている臭いなんです。ボンベなどに詰められるときに着臭剤として添加されているのは、主に「メルカプタン(CH3SH)という硫黄化合物。ギネスブックでも「世界一臭い化合物」と認定されているんだとか。

じゃあなぜそんな臭いをわざわざつけるのかというと、実はLPガス都市ガスには元々臭いがありません。毒性もなく、かなりの量が漏れない限り息苦しくもならないため、万が一ガスが漏れてしまっても気づかず大変危険。そのためちょっとでも漏れたらすぐにわかるよう、わざと不快な臭いをつけているのです。ラベンダーキンモクセイの香りをつけたいところですが、それだとリラックスしてかえって危険になりますから仕方ありません。

でも最近のガス機器や器具はガスが漏れないよう、二重にも三重にも安全装置がついていて、滅多にガスの臭いを嗅ぐこともなくなりました。でも給湯器を使っていると、時々ガス臭いことがあります。実はこれ、ガス漏れを起こしているのではなく、この着臭剤の燃えた臭いがほとんど。

特にLPガスの場合、ボンベの下の方に着臭剤が沈んで濃くなっていることが多いため、ボンベの残りが少なくなると、その臭いが上がってくるのです。でも変な臭いがしたらすぐ使うのを止めて、夜中だろうがガス販売店に電話してください。万が一ガス漏れがあるかもしれませんので。

それにLPガスならばボンベが空になる寸前ですので、どっちみちガス屋さんは来ないとなりません。気にしないでガンガン電話をかけましょう(私も深夜の出動経験あり)。

あとガスの臭いではなく、焦げ臭いのも要注意。ちゃんと正常にガスが燃えていれば煙が出たり臭ったりすることはありません。いつもと違う変な臭いがしたら使用を止めてすぐ連絡しましょう。「ガス屋さんに悪いから、明日の朝連絡しよう」などと遠慮する必要はありません。いいんです、ガス会社には必ず宿直している緊急要員がいますから(私も以下略)。

とはいえ夜中に給湯器が故障した場合、夜間の修理・交換までしている所は通常ありません。夜間の工事は目視での安全確認や近所への騒音の問題がありますから。非常時の点検は夜間でもOKですが、器具の交換やガス工事については明るい時間帯にご依頼いただくようお願いします。

なお湯~ショップでも安全上の理由により、夜間の修理・交換対応はしておりません。悪しからずご了承願います。

昔主流だった石炭原料の都市ガスには、一酸化炭素が含まれているため有毒なものもありますが、現在はほとんど使われていません。


たにぃ | 10:11

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