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たにぃ 給湯器よもやま話15 2014年10月6日

マダムの役に立つか立たないかわかりませんが、前回の続きです。今回はLPガス都市ガスの違いについて、もう少し掘り下げて書いてみます。

まずはその違いを表にしてみると・・・

LPガス 都市ガス (13A)
主な原料 石油 (原油) ・天然ガス 天然ガス
主な成分 プロパン (C3H8) メタン (CH4)
発熱量 (1m3あたり) 24,000kcal (27.9kW) 11,000kcal (12.8kW)
液化する温度 -42℃ -162℃
比重 (空気1に対し) 1.55 (空気より重い) 0.66 (空気より軽い)
色・臭い 無色・無臭 無色・無臭
特徴 漏れると床下に溜まりやすい、
ゴムを溶かす
漏れると天井に溜まりやすい、
災害後の復旧に時間がかかる

並べてみると結構違いがあるのがおわかりでしょうか?

原料や主成分はともかく、まず気を付けたいのが発熱量。同じガスの量を燃やしても熱の量に違いが出ます。LPガス都市ガスより熱が2.2倍近く高いため、同じお湯を沸かすにしても都市ガスLPガスの倍以上の時間がかかります。

ですが実際はそうならないよう、都市ガス用の機器はLPガスの機器よりも倍のガスを燃やせるよう、バーナーの穴を大きくして出るガスの量を増やしています。

そのため都市ガス用の機器をLPガスで使ってしまうと、ガスの量が多すぎて炎が上がってしまいます。単純に考えるとガスの量をしぼれば大丈夫だと思うかもしれませんが、火が正しく燃えるためには空気の量の加減が大事。専用品を使わないと不完全燃焼を起こしやすく危険ですので、部品交換や調整が必要になります。古いものだと部品がなかったり割高になることもあるので、その場合は買い替えするしかありません。

もちろんLPガス用の機器を都市ガスで使うこともできない(炎が奥に引っ込んでしまう)ので、同様にメーカーに改造・調整を依頼するか買い替えをしないとなりません。

上:LPG用 下:都市ガス用

上:LPG用 下:都市ガス用

あとLPガスゴムを溶かす作用があるため、専用のゴムホース(オレンジ色)は溶けないよう特殊なゴムを使っています。そのため都市ガス用(ベージュ色)に比べてゴムが厚くて固いものになっています。

LPガスには専用品を使わないと最悪ガス漏れを起こしますので、自分でコンロを交換するような時は間違えないようにお買い求めください。

と、文がまた長くなりそうなので次回に続きます(まだ続くの?)。


たにぃ | 17:47

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